医療機器
日進月歩で進化する医療において、特に医療機器の進歩は目覚ましいものがあります。思い出してみてください。10数年前、テレビやパソコンはブラウン管の厚いモニタで、データのやり取りはフロッピーを使い、今よりもずっと遅いネット回線で使用していましたよね。
あれから、画面は薄い液晶モニタになり、データのやり取りはクラウド、ネット回線もWi-Fiで非常に早くなりました。
このようなデジタルテクノロジーの進歩は歯科医療にも浸透し、現在では“デジタルデンティストリー”と呼ばれる一つの分野として確立されています。当院理事長は、この分野で世界的権威でもあるハーバード大学教授のDr.Gallucciに師事していました。そこで、学んだ技術や知識を日本に持ち帰り、現在では日本のデジタルデンティストリーにおいて牽引的な立場でもあります。
あれから、画面は薄い液晶モニタになり、データのやり取りはクラウド、ネット回線もWi-Fiで非常に早くなりました。
このようなデジタルテクノロジーの進歩は歯科医療にも浸透し、現在では“デジタルデンティストリー”と呼ばれる一つの分野として確立されています。当院理事長は、この分野で世界的権威でもあるハーバード大学教授のDr.Gallucciに師事していました。そこで、学んだ技術や知識を日本に持ち帰り、現在では日本のデジタルデンティストリーにおいて牽引的な立場でもあります。
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■不快な型取りにイノベーションを起こす口腔内スキャナ歯科での型取りで不快な気分になったことは、誰しも経験のあることだと思います。印象材と呼ばれる粘土のような材質で、歯型をとるという手法は、実に18世紀初頭から用いられてきました。材料の進歩はあれ、なんと300年以上も手法自体は変わってこなかったわけです。そんな中、この10年で写真や動画技術の進歩に伴い、お口の中を光学的な撮影によって型取りの代用ができないか、研究されてきました。そして、2018年現在では、口腔内スキャナといわれる機器によって、非常に高精度かつ高速で撮影が可能となりました。これを光学印象、デジタルスキャンなどと呼びます。日本では、まだ保険適用外ではありますが、近年中に保険適用になることは間違いないでしょう。
当院では、口腔内スキャナの中でも最新かつ最も精度が高いと言われる3Shape社製(デンマーク)のTRIOS3を導入し、できるだけ患者さんの不快感を軽減し、かつ高品質なセミラッククラウンを提供しています。また、口腔内スキャナはCTと併用することでインプラント治療や矯正治療などにも応用可能であり、デジタルによるシミュレーションを行うことでより安全かつ迅速治療ができるようになります。不快な型取りにイノベーションを起こす 口腔内スキャナ -
■低被曝かつ超高精細の歯科用コンビームCT 現在のインプラント治療において、コンビームCT(以下CBCT)による術前の骨の診断は必要不可欠です。欧米では、インプラントの術前にCTを撮影せずにインプラント治療を行い、トラブルが生じた場合、医院側が100%訴訟で負けると言われています。また、日本は世界的にみても個人の歯科医院でのCTの設置数はNo.1で多くの歯科医院が導入していています。
当院では、様々なメーカーのCBCTの中でも被曝量と精度に最も優れたkavo社製(ドイツ)のCBCTを導入しています。本機器の特徴は、撮影範囲を用途によって選択が可能なため、被曝量を最小限にすることが可能です。また、放射線をパルス放射によって放射することによりメーカー間でも最も低い被曝量で撮影が可能となります。さらには、高精細な画像処理により、より正確な診断が可能となります。低被曝かつ超高精細の 歯科用コンビームCT -
■正確かつ安全にインプラント埋入を可能にするインプラントシミュレーションソフト かつてのインプラント治療では、術前に撮影したCTの2次元的なフィルムを見ながら定規で長さを測定して、インプラントの長さや太さをアナログで決定していました。しかし、現在ではCBCTで撮影したDICOMデータをシミュレーションソフトウェアにインポートすることで、完全にデジタル上でシミュレーションすることが可能となりました。
当院では、使用するインプラントと同じストローマン社製(スイス)のシミュレーションソフトCodiagnostix®︎を用いて、全ての症例に対してデジタルシミュレーションを行っています。また、症例に応じては、サージカルガイドと呼ばれる、ガイドシステムを用いることにより、解剖学的なリスクをできるだけ少なく、かつ埋入予定位置にできるだけ正確にインプラント埋入するようにする場合もあります。正確かつ安全にインプラント埋入を可能にする インプラントシミュレーションソフト -
■術前のシミュレーションや術後の状況を3次元で確認可能なVRゴーグル 当院では、インプラント手術前に必ず患者さんに術式の詳細な説明を行っています。VR(Virtual Reality:仮想現実)と呼ばれるテクノロジーを使うことで、患者さんご自身の顎の骨が目の前にあるかのような3次元の映像を見ることができます。また、術後にCTをとれば、どのような位置にインプラントが埋入されたかを認識することも可能です。
ぜひ、非現実的な世界をお楽しみください。術前のシミュレーションや術後の状況を3次元で確認可能な VRゴーグル