高品質インプラント

インプラントリペア〜インプラント周囲疾患
他院でインプラント治療をおこなったが、治療後インプラントの周囲が腫れたり、痛みがある場合は「インプラント周囲疾患」の疑いがあります。炎症の程度によって、治療法が異なりますので、早めの受診をお勧めします。

目次

01.インプラント周囲疾患とは

インプラント自体はチタンからできているため、インプラントそのものが腐食を起こしたり、破折したりすることは非常に稀です。一方で、インプラントが清掃不良になると支えている周りの歯ぐきや骨が炎症を起こし、インプラント周囲の粘膜が腫れたり、進行すると骨が溶けてしまうことがあります。
これをインプラント周囲疾患と呼び、その進行の程度によりインプラント周囲粘膜炎とインプラント周囲炎の2つに大別されます。

i インプラント周囲粘膜炎

インプラント周囲の粘膜のみに腫れや発赤がみられる場合、インプラント周囲粘膜炎と診断されます。インプラント周囲粘膜炎のほとんどが、インプラントクラウンの周囲の清掃不良が原因であるため、インプラントのクリーニングと抗生剤の局所・全身的投与によって改善します。

iiインプラント周囲炎

インプラント周囲の粘膜だけではなく、インプラントを支える周囲の骨まで炎症が進行し、骨の一部が吸収している(溶けてなくなっている状態)場合は、インプラント周囲炎と診断されます。インプラント周囲炎の場合、粘膜の炎症をおさえることは可能ですが、失われた骨が戻ることはありません。インプラント周囲粘膜炎と同様にインプラントのクリーニングや投薬に加え、場合によっては外科的なデブライドメント(粘膜を開いて直接的に汚染したインプラント表面の清掃)を行うこともあります。あまりに骨の吸収が著しい場合には、インプラントを除去するこもあります。

02.治療の流れ

  • 各種検査
    CTなど各種検査後、治療計画についてインフォームドコンセント。急性症状がある場合は投薬を行います。
  • 歯周基本治療
    ・インプラントを含めたお口の中の全体的なクリーニングを行います。
    ・インプラント上部構造を外し、周囲をよく清掃します。
  • 約2週間
    状況の確認をします。
  • 約1ヶ月
    炎症・排膿が止まらない場合は、外科的なアプローチによるインプラントをデブライドメントして行きます。
  • メインテナンス
    インプラントの患者さまには、3ヶ月に1度のメンテナンスを推奨しています。

03.治療のリスク

インプラントを支える骨が著しく吸収を起こすインプラント周囲炎では、外科的なデブライドメントでは効果が見られずやむを得ずインプラントを撤去せざるを得ない場合があります。
インプラント除去後の部位へのインプラント再治療は文献的にも成功率が低く、また、骨が不足しているため骨造成が必須となります。
あまりに骨がない場合は、インプラントではなく義歯などを使っていただくことになることもあります。

04.治療期間

炎症の程度にもよりますが、
インプラント除去が必要ない場合は約3ヶ月程度で治療は完了します。

05.費用

他院埋入のインプラント上部構造のやり直し ¥220,000
■インプラント周囲炎の再生療法
レントゲン検査(CT撮影・CT分析・術前術後の確認) ¥22,000
外科的デブライドメントおよび再生療法(骨補填材など含む) ¥165,000
合計 ¥187,000
*価格はすべて税込みです
*上記とは別途、再診料が毎回2,200円(税込)かかります。

06.三軒茶屋マルオ歯科のインプラントリペアの特徴

  • 最新の歯科用CTを導入しているため、最低限の被曝でレントゲン検査を受けていただけます。
  • インプラント専門医による迅速かつ正確な手術をおこなうため、
    患者さんの手術の不安を最小限に抑えることが可能です。
  • インプラント治療専門医として、
    難症例や他院でのトラブル症例を多く経験していおり、豊富な経験があります。
  • 最新のエビデンス(医学的根拠)に基づいて、治療をおこなっているため、
    他院よりも治療期間を短縮しておこなうことが可能です。

ページ監修者

丸尾勝一郎(歯科医師・歯学博士)
丸尾勝一郎(歯科医師・歯学博士)
日本口腔インプラント学会 専門医
国際インプラント学会(ITI)フェロー
日本補綴歯科学会 専門医
東京医科歯科大学 インプラント外来 非常勤講師
神奈川歯科大学 補綴・インプラント学 非常勤講師
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