高品質インプラント

入れ歯を安定させるためのインプラント治療
入れ歯の違和感はそれほど気にならないけれど、安定しない・噛むと痛いなどといった入れ歯に関する悩みを抱えている方におすすめの治療で、インプラントオーバーデンチャーという方法があります。

目次

01.治療法の比較とメリット

歯が全くない場合の治療法は大きく分けて3つあります。

  • インプラントオーバーデンチャー

    2〜4本のインプラントを埋入し、入れ歯の裏側にアタッチメントをつけて、義歯を安定させる方法です。取り外しが必要ですが、総入れ歯に比べて義歯を小さくできます。また、歯ぐきへの負担が減るので、痛みも軽減されます。

  • 固定性インプラント修復

    インプラントを4~6本埋入し、それを支えに12本の固定性の歯を装着する方法です。取り外しは必要ありません。歯ぐきでは負担しないため、痛みがありません。

  • 総入れ歯

    歯ぐきのみで入れ歯を支えるため、顎の骨が痩せると入れ歯が安定しなかったり、歯茎が当たって痛みが出ることがあります。

インプラントオーバーデンチャー 固定性インプラント 総入れ歯
費用 レントゲンなど検査から保険適用外 レントゲンなど検査から保険適用外 ・保険適用
・入れ歯を薄くするには保険適用外
治療期間 約2〜3ヶ月 約3〜6ヶ月 約2ヶ月
手術 必要 必要 不要
異物感 ある ない ある
安定感 総入れ歯よりも安定 自分の歯と同じ 骨の状態によっては不安定

02.治療の流れ

  • 検査
    CTなど各種検査後、治療計画についてインフォームドコンセント。
  • インプラント埋入手術
    インプラントの埋め込みの手術を行います。骨が不足してる部位には骨の移植が必要になることもあります。
  • 2週間
    手術した部位の粘膜が治癒するのを待ちます。
  • 抜糸
    縫合した部分の抜糸をおこないます。
  • 2ヶ月
    インプラントと骨がしっかりと結合するまで待ちます。
  • 入れ歯の型取り
    入れ歯のための型取りを行います。
  • 2週間後
    入れ歯試適
  • 2週間後
    完成
  • メインテナンス
    インプラントの患者さまには、3ヶ月に1度のメンテナンスを推奨しています。

03.治療のリスク

インプラントオーバーデンチャーでは上顎、下顎とも前歯があった場所にインプラントを埋入するため、奥歯でリスクになる上顎洞や下顎管といった解剖学構造は関係がありません。
しかしながら、骨が著しく痩せて細くなった部分にインプラントを埋入するため、インプラントやドリルが骨から突き出してその先にある血管を損傷するリスクがあります。
血管を損傷すると、大出血を起こすことがあります。また、最悪の場合は、舌の下で内出血が起こり(口底大出血)舌が押し上げられ窒息を起こすことがあります。したがって、インプラントの手術経験が豊富な歯科医師がおこなうことが必須となります。

04.手術について

手術は入院など必要ですか?
日帰り手術になりますので、入院などは必要ありません。静脈内鎮静法を行う場合は、少し休んでからお帰り頂きます。
手術時間はどのくらいですか?
骨の状態によって変わってきますが約30〜60分で終了します。
手術が怖いです
手術は局所麻酔で行いますので、術中に痛みを感じることは基本的にはありません。全身的な既往歴(高血圧・糖尿病など)がある高齢の方には、静脈内鎮静法をお勧めしています。全身麻酔ではないのですが、少しぼーっとした状態になり、大変リラックスした状態で手術中を過ごすことが可能です。
術後、痛みや腫れはありますか?
歯ぐきを切開し、骨に穴を開ける手術なので、痛みは当日・翌日がピーク、遅れて術後2〜3日後に腫れることがあります。痛みに関しては、痛み止めを飲んでも効かないという痛みではありません。
個人差はありますが、鼻の下や顎の下まで腫れたり、場合によっては内出血のような青アザができたりする場合があります。
通常、5〜7日後くらいから腫れや痛みは引いていきますが、内出血は1〜2週間消えないことがあるので、人前に出たり旅行に行ったりという予定は入れないことをおすすめします。
術後の注意事項はありますか?
手術当日は、お酒・運動・お風呂につかる(シャワーは可)など血の巡りがよくなるような行動は控えていただきます。翌日からは普段通り生活していただいて構いませんが、あまり激しい運動などは2〜3日控えた方が良いでしょう。手術をした部位は義歯が当たらないように調整を行いますがあまり固いものなどを召し上がるのは控えてください。
術後の予定を教えてください。
当院では、鎮痛剤と抗生剤と一緒にうがい薬もお出ししていますので、翌日に消毒などで来院して頂く必要はありません。2週間後を目安に抜糸で来院していただきます。その後はインプラントと骨が結合するまで待つだけとなりますので、その次の来院は1ヶ月半後に入れ歯と連結するまで来院して頂く必要はありません。

05.治療期間

インプラントの手術から約3ヶ月

06.費用

■(例)下顎に2本のインプラントを入れて、義歯を新しく作り直した場合
埋入手術 352,000円 x 2
(術前後のCT撮影・分析・術前のクリーニング・術後の薬剤などが含まれます)
アタッチメント代 ¥55,000 x 2
金属床義歯(金属で補強された強度のある義歯) ¥330,000
合計 1,144,000円
*価格はすべて税込です。
*上記とは別途、再診料が毎回¥2,200(税込)かかります。
*Dr丸尾が承知する場合は料金がインプラント埋入385,000円(税込)+上部構造275,000円(税込)となります。

07.付加的な治療オプションと費用

骨誘導再生術(GBR) 143,000円
*価格はすべて税込みです。
*骨造成が必要な場合は別途骨補填材の費用がかかります。

08.三軒茶屋マルオ歯科のインプラント治療の特徴

  • 最新の歯科用CTを導入しているため、最低限の被曝でレントゲン検査を受けていただけます。
  • 全ての手術に対して、最新のシミュレーションソフトを用いて、
    インプラント手術計画を立案しているため、安心・安全な手術を保証いたします。
  • インプラント専門医による迅速かつ正確な手術をおこなうため、
    患者さんの手術の不安を最小限に抑えることが可能です。
  • 最新のエビデンス(医学的根拠)に基づいて、治療をおこなっているため、
    他院よりも治療期間を短縮しておこなうことが可能です。
  • インプラント治療において、金属を使用する部分を最小限におさえ、
    金属アレルギーや金属の腐食による身体への悪影響のリスクを限りなくゼロにしています。
  • 技工所と提携し、見た目も機能も必ず満足していただける金属床義歯を提供しています。

ページ監修者

丸尾勝一郎(歯科医師・歯学博士)
丸尾勝一郎(歯科医師・歯学博士)
日本口腔インプラント学会 専門医
国際インプラント学会(ITI)フェロー
日本補綴歯科学会 専門医
東京医科歯科大学 インプラント外来 非常勤講師
神奈川歯科大学 補綴・インプラント学 非常勤講師
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